日本作業療法士協会は、平成17年より「事例報告登録制度」を運用しております。本制度は作業療法の成果を内外に示していく事業です。また、平成27年7月より生活行為向上マネジメントの事例報告も開始されております。近年では1年間に登録される事例報告は700事例以上となっており、その中での運用上の課題があり、下記の事例報告登録システムの改訂、各手引きの改訂を行いました。

◆ 事例報告登録文字数の拡大について

事例報告本文の登録文字数が少なく、事例報告を作成する際に字数内に表現するのが難しいという声が聞かれていました。そのため、令和元年6月6日付けで事例報告登録制度の文字数の変更を行いました。「事例報告登録マニュアル(画面操作説明書)」、「事例報告作成の手引き」も改訂を行い第9.0版となりました。システム改訂後の文字数は以下の通りです。

  • 表題 (全角50文字以内)
  • 1 報告の目的 (全角200字以内)
  • 2 事例紹介 (全角400字→ 600字以内)
  • 3 作業療法評価 (全角600字→ 800字以内)
  • 4 介入の基本方針 (全角200字以内)
  • 5 作業療法実施計画(全角600字以内)
  • 6 介入経過 (全角800字→ 1000字以内)
  • 7 結果 (全角500字→ 700字以内)
  • 8 考察 (全角700字以内)
  • 9 文献 (全角500字以内)

◆ 会員向けには、会員ポータルサイトに下記の掲示をしております。

事例報告登録システムにおける本文入力文字数の変更について

事例報告登録システムにおける本文の入力可能文字数を変更しました。
本文全体で800文字入力可能な文字数が増えています。

一般事例報告の新規事例については、文字数変更前の入力文字数を入力の目安としています。

MTDLP事例報告の新規事例については、文字数変更後の入力文字数を入力の目安としています。

◆ システム変更前に登録された事例については、再登録の際に拡大された文字数での本文作成が可能になったことを審査コメントでお知らせ致します。

◆ 各士会でMTDLP実践者研修を行う際に、事例報告登録システムにアップされている事例報告登録マニュアル(画面操作マニュアル)、事例報告の作成の手引きが改訂されたこと、文字数が拡大したことについて会員への周知をお願い致します。

システム改訂に伴う問い合わせについては、下記の担当者までお願い致します。

一般社団法人日本作業療法士協会
事例報告登録制度管理室 担当:茂木
mtdlp-jireishinsa@jaot.or.jp

事例報告登録制度 システム改訂のお知らせ