難病特別支援等のIT支援
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IT活用支援相談窓口
IT活用支援は、障害の種類に左右されることなく、その方が思う将来の生活を達成できるよう作業療法的観点から行われる必要があります。コミュニケーションの代替手段の検討からナースコールの変更など、意思伝達装置のみでなく周辺機器や身の回りのちょっとした事にもこうした技術の活用がなされ、そこには作業療法士の介入が求められます。この度、作業療法士会内に相談窓口を設置し、活用に関する相談や、研修会の企画などを行います。どうぞご活用ください。
IT活用事例1
使用機器:ポイントタッチセンサースイッチ、伝の心、透明文字盤
頸髄損傷の50代女性
気管切開により発語が不可となり、ADLは全介助でした。コミュニケーション方法が問題となりました。
対応方法:頸部回旋でポイントタッチセンサースイッチを押すことができ、伝の心(重度意思伝達装置)を用いることで確実に相手に伝える手段として活用することができました。また簡易に用いることができる透明文字盤を併用しております。伝の心を用いたことで以前から趣味でされていた手紙をかくことが継続して行えるようになりました。
IT活用事例2
使用機器:スクリーンキーボード、スイッチマン、ワンキーマウス、手首固定用クッション
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの30代男性
気管切開により発語不可となり、ADLは全介助でした。ナースコールが押せず、コミュニケーション方法が問題となりました。
対応方法:残存機能の手関節の掌屈、回内、母指内転の動きでナースコールが押せるようになりました。またワンキーマウスとスイッチマンを使用することでナースコールとパソコン操作も可能となり、スクリーンキーボードを用いて会話をすることが可能となりました。
相談方法
メールで受付します。
E-mail:shimaneit@gmail.com
事業担当者:森脇繁登(島根大学医学部附属病院)
以下の項目を明記ください。
相談者氏名、所属施設名、連絡先E-mailアドレス、相談の具体的内容など
IT活用支援に関するブロック単位の研修会開催についても相談ください!
※相談内容によって(社)日本作業療法士協会福祉用具相談支援システムを紹介させていただく場合がございます。 こちらのご利用についてもぜひご相談ください。
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