他団体主催
オンラインセミナー「吃音の基礎知識と心理支援」
2024年12月29日
- 開催日時
- 2025年3月4日 (火) 19:00 〜 21:00 (ライブ配信(アーカイブ配信:3/7〜無期限))
2025年3月11日 (火) 19:00 〜 21:00 (ライブ配信(アーカイブ資料:3/14〜無期限)) - 開催場所
- オンライン開催
- 参加対象
- 臨床心理士、公認心理師、医師、心理職、カウンセラー、精神保健福祉士、社会福祉士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、看護師、保育士、教師などの資格をもつ対人援助の専門家、大学院生など。吃音の子どもやその保護者の支援などに興味を持っていればどなたでも参加可能です。
- 参加費
- 4,500円
・体調不良、急用、家庭の用事など個人的な理由であってもキャンセルの場合には返金します。
・支払い方法は銀行振込、コンビニ払い、クレジットカード払いがあります。
・自治体などで請求書払いが必要な方は以下の申し込みフォームからご連絡ください。
https://s-office-k.com/professional/seminar-bill
- 講師
- 菊池良和 先生
所属:九州大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科助教
資格:医師、医学博士、等
経歴:九州大学医学部を卒業し、大学院では臨床神経生理学教室で、「脳磁図」を用いた吃音者の脳研究を行い、国内外での受賞。現在、九州大学病院耳鼻咽喉科で吃音外来を担当し600名以上の診察歴あり。吃音の著書は15冊出版し、吃音の講演会を全国各地で行っている。医師の立場で吃音の臨床、教育、研究を精力的に行っている。
受賞歴:最優秀論文賞(耳鼻と臨床)、第39回日本臨床神経生理学会学術大会:優秀演題賞、等。
研究テーマ:吃音の社交不安症
- お申し込み
- 参加希望者は以下から申し込みください。
https://s-office-k.com/product/semi-stuttering-support
- 申し込み期限
- ・ライブ配信に参加の方:2025年3月11日(火)まで
・アーカイブ視聴を希望の方:無期限
- 主催
(株)心理オフィスK( https://s-office-k.com/ )
- 問い合わせ先
- info@s-office-k.com
- 内容・その他
■概要
本セミナーは吃音の子どもやその保護者と関わる可能性があるスクールカウンセラー、学校教師、 療育センターや教育センターの支援者、 医療機関の関係者などに役立つ内容となっています。 ・第1部 吃音の原因と治療:「気づかせない方がいいよ」
とアドバイスは古い!
吃音症は幼児期に約5%に発症し、小学生以上では1%までに自然回復する疾患です。吃音は連発、伸発、 難発の3種類ありますが、その原因及び治療について、 過去と現在は全く違うものに変化しています。原因論として、 話し方の真似や、左利き、親が吃音のある子に意識させること、 遺伝や体質ではない、と言われていた歴史がありましたが、 現在は吃音の原因について体質の要因が8割であると分かっていま す。
治療に関しては、戦前は「吃音は治せる」という認識でしたが、現在は吃音とうまくつきあっていくことが重要と考えられています 。吃音は多様性の一つと考えられているのです。
ただ、ユーザーやその保護者からの「吃音はなおりますか?」という質問に答えられる科学的根拠を共有したいと思います。 吃音のエビデンスを知ることが、 相談を受ける方の自信につながるのです。
また、吃音のメカニズムも説明します。「緊張するから吃音が出る」のではなく、 吃音は発話のタイミング障害が主で、 不安や緊張は二次的な要因です。 そうした吃音のメカニズムに応じた支援法についてもお伝えします 。 ・第2部 吃音のある小中高生の支援:3方向の支援を知っていますか?
吃音症の支援として、3つの方法があります。1つ目は吃音そのものの発話の支援、2つ目は話の聞き手の支援、 3つ目は吃音のある子の心理面の支援です。
吃音そのものの発話支援とは、吃音を軽減する手段、吃音の波を理解すること、自然経過を待つことです。
話の聞き手の支援は非常に有用です。子どもたちからのからかいやいじめの対応法として、 早期に担任教師などからクラスの子たちに吃音の説明をすることで す。からかいやいじめは、真似・指摘・ 笑いの3種類のいずれかであることが多く、 子どもと吃音の話題をオープンにすることで防ぐことができます。
学校の中での困難場面として音読や発表、健康観察、日直、職員室の入室時の挨拶などがあり、 吃音のある子は多岐な場面で困難感を感じます。 困り感を子どもとオープンに話し、 合理的配慮を利用する方法も解説します。
吃音のある子は発話場面に心理的に不安や恐怖を感じます。吃音の二次障害として、社交不安症の併発の割合が高く、 不登校にも関連していることが知られています。
こうした吃音の子どもやその保護者、教師などに対する支援について詳しく解説する予定です。 ■本セミナーで学べること
・吃音の原因の変遷
・吃音の自然経過
・吃音の治療の変遷
・吃音の3つの問題とその支援
・吃音のメカニズムを考慮した支援■臨床心理士更新ポイント
臨床心理士の更新のために必要な要件を満たしてないので、ポイントは取得できません。 ■主催
(株)心理オフィスK( https://s-office-k.com/ )■その他のセミナーの一覧
https://s-office-k.com/professional/seminars