新年あけましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのことと心よりお慶
び申し上げます。平素より島根県作業療法士会の活動に多大なるご理解とご協
力を賜り、厚く御礼申し上げます。
2026年を迎え、医療・介護を取り巻く制度と実践は、大きな変革の只中にあり
ます。近年の医療・介護報酬改定においては、生活機能の維持・向上、重度化
防止、地域生活への移行支援がこれまで以上に重視され、専門職には「成果」
と「連携」が明確に求められる時代となりました。
島根県においては、中山間地域や離島を含む地理的特性のもと、限られた資源
を活かした地域包括ケアの構築が不可欠です。地域包括支援センターをはじめ
とする地域の拠点において、作業療法士が専門性を発揮し、多職種・行政・住
民と協働しながら生活課題の解決に関与していくことは、今後ますます重要に
なると考えます。
作業療法は、生活行為を基盤に、心身機能・活動・参加、さらには環境や社会
資源を統合的に捉える専門職です。その特性は、急性期・回復期・生活期を通
じた切れ目のない支援のみならず、地域包括支援センターや介護予防事業、認
知症施策、在宅医療・介護連携の場においても、大きな可能性を有しています

本会といたしましても、制度動向を踏まえた研修や情報発信、地域で活躍する
作業療法士の育成・支援を通じて、「地域に必要とされる作業療法」「対象者
の生活をデザインする作業療法」を具体的な取り組みで示していきたいと考え
ております。
結びに、2026年が会員の皆様一人ひとりにとって専門職としての成長と実践の
深化につながる一年となり、作業療法の可能性が島根の地域社会に、より一層
広がることを祈念し、新年のご挨拶といたします。

令和八年 元日
島根県作業療法士会
会長 小林 央