開催日時
2022年9月19日 (月) 14:00 〜 17:10
開催場所
北九州 黒崎ひびしん中ホール /会場公演
参加対象
どなたでも参加可能
定員

250名

参加費
一般4,000円
学生1,000円
講師
田邉浩文 博士(保健学)
お申し込み
rigaku111@yahoo.co.jp 宛へ、タイトル:「再生リハとチェロ福岡」または、「再生リハとチェロ北九州」
本文に「氏名」「連絡先メールアドレス」をご記入いただき送信下さい。折返し、振込先をメールにてお伝えします。
申し込み期限
2022年9月15日まで
主催

Cello4コンサート実行委員会 & 臨床再生医療リハビリテーション研究会 ・日本CI therapy研究会

問い合わせ先
チケットの申込・問い合わせ 080-1060-2321
内容・その他

再生医療とリハビリテーション
再生医療の概要と脳血管疾患に対する間葉系幹細胞の臨床効果そして未来のリハビリテーションについて〜

様々な「組織幹細胞」の性質が研究される過程で、私達の身体の中には、受精卵のなかのES細胞と同様にさまざまな種類の細胞に分化する能力が高い「間葉系幹細胞」と呼ばれる幹細胞があることが分かってきました。間葉系幹細胞は細胞分裂して増殖する能力が高く、神経や筋、脂肪、骨などに分化する、「多分化能」を持っています。田邉は、実際に間葉系幹細胞投与後に麻痺肢の運動を誘発して多用させるリハビリテーションを行い、新たな随意運動が出現、異常筋緊張が改善するなど、通常のリハビリテーションではありえない体験をしました。

再生医療専門医は、脳の細胞治療では、細胞置換だけでは回復せず、神経再生と再プログラミングを誘発するリハビリが必要であるといいます。しかし、何をすればよいのかわからないともいいます。数人ではありますが、成果を出し、効果を引き出す介入条件の仮説を立てている田邉は、再生医療プロジェクトの会議にも招待されています。脳の再生医療では、運動の再学習が必要であり、今までのリハビリテーションとは別の介入が、理学療法士・作業療法士、それぞれ必要になってくるように思います。

1部では動画をお見せし、科学的な解説を加え体験談をお話しいたします。3部は、片麻痺当事者に対して実際どのような介入をしないと効果が表れないのか、デモンストレーションを行います。AIの研究者マイケル・オズボーン氏)が発表した「雇用の未来(The Future of Employment)」では、AIの発展後にも必要な職業に、理学療法士は第90位、作業療法士は第6位にランキングされています。理学療法士の仕事、作業療法士の仕事、さまざまな診療科の医師の仕事がどうなっていくのか、再生医療の視点から、みなさんとともに論考できればと存じます。

「再生医療リハビリテーション講演&チェロ四重奏コンサート」チラシ