『多年作業療法の推進に努め保健医療の向上に寄与した』として、島根県各種功労者表彰(保健・医療・福祉)に 一般社団法人 島根県作業療法士会 元会長 泉 靖司氏が表彰されました!

泉 靖司氏より、会員へメッセージを頂きました!

島根県作業療法士会より推薦をいただきこの度作業療法士として初めて島根県功労者表彰を受彰いたしました。この表彰は私自身が受けたものではなく島根県作業療法士会が表彰されたものと思っています。島根県作業療法士会は昭和58年にわずか12名の会員で発足しました。その当時、皆が一人職場で作業療法士同士が集まり臨床の困り事や作業療法をどう他職種につたえると良いか、集う場(県士会)があることが、どれほど心強いことであったかを思い返します。

今、県士会は500名を越え、個々の作業療法士はオンラインミーティングや様々なデジタルコンテンツを駆使しして、わからないことはすぐに解決できうる世の中になっていると聞きますが、県士会という集う場の役割は変わっていないと思っています。県士会活動が個々の会員と県内各地の臨床をつなぎ、会員同士が支え合う役割を今後も果たしていく必要があるでしょう。

会員の皆様は、OTを目指した動機、初心を忘れないために県士会を活用し、自分が他から求められ、自分にやりがいを感じられる作業療法を探求するために県士会を使ってほしいと思います。

また県士会は、一時的に臨床を離れた人が復帰する際に生じる不安をどのように解消すべきか、会員同士の横のつながりを絶やさず・会員が抱える課題を解決する機能を高めてほしいと願っています。

退職をして当たり前に通勤する毎日から離れることで、改めて『作業』がひとを元気にし、健康や生きる活力をもたらす有効な手段であることを実感しています。どうか500名を越える会員のチカラで島根県民の健康と幸福に寄与できるよう今後とも県士会活動が充実したものとなるよう願っています。

こうろうひょうs小林会長(左)と泉靖司氏 (右)(2023.12.3 )