会員の方へ
(会長動向)認知症初期集中支援チーム員会議に参加しました
2025年10月25日 [認知症の作業療法委員会]
皆さんのお住まいの地域で、取り組まれる 認知症初期集中支援チーム がどのように動いているか調べてみましょう!
厚生労働省の資料を見ると、『複数の専門職が家族の訴え等により認知症 が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的(おおむね6ヶ月)に行い、自立生活のサポートを行うチーム』と表記されています。
大田市では地域包括支援センターが所管しており、認知症初期集中支援チームの取り組みや個別の支援状況・介入方法の検討などを行うチーム員会議が毎月開催されています。私はチーム員会議の構成員として、大田市より委嘱を受けて参画させていただいています。
作業療法士は在宅で生活している認知症の人への支援として1)脳の機能障害を考慮した具体的な生活支援、2)家族・介護者への認知症理解サポート、3)生活行為向上リハの視点、4)福祉用具・自助具の見立てと環境整備にお手伝いができるとOT協会では示しています。実際に作業療法士としてこの会議に参画することで、対象者のできることに目を向けたり、道具や方法を工夫することで生活のしづらさを支援できる役割を実感しています。
具体的なツールとしては、令和6年度老人保健健康増進等事業「認知症リハビリテーションの推進のための調査研究事業」生活行為を続けるためのヒント集-改訂版- https://www.jaot.or.jp/about/topics/detail/1113/は、地域ケア会議や介護予防の取り組み、初期集中支援の会議等様々な場面で、関連他職種やご家族に具体的な助言をするために活用できる有用なツールです。会員の皆さんもぜひ一読いただき日常の業務にもお役立てください。
令和7年10月23日(木)18:00-19:00 @大田市地域包括支援センター
大田市認知症初期集中支援チーム員会議 小林央
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