ライフステージの切れ目(小学校へ進級して勉強が始まる準備の時期)にあたる5歳。この時期に支援を必要とするこどもたちが適切な支援を得ることができれば、自己有能感を高め・学校という新たな生活環境に進みやすくなることが期待できます。5歳児健診はこども家庭庁が予算化し、作業療法士の参画も大きく期待されているとのこと。

今回は奥出雲町で令和7年度より開始される5歳児健診の取り組みをお聞きしました。同町では以前から5歳相談会として教育魅力課・こども家庭支援課・健康福祉課が連携して、就学前の困りごとへ取り組みをしていらっしゃいました。

こうして県内の様子をお聞きすると、自治体ごとに擁する専門職や近隣にある資源も異なるなかで、それぞれが独自の取り組みをなさっていることを学ぶことができました。

作業療法士が5歳児健診に参画することで、ご本人やご両親の困りごと・暮らしの上でのちょっとした困りごとにも助言や工夫のアイデアを提供できるのではないか。今回はこちらのパンフレットを用いて説明させていただきました。
https://www.jaot.or.jp/files/page/kankobutsu/pdf/ot_kodomo_forprint.pdf

自治体への訪問を通じて、お子さんの育ちを支援する作業療法士のことをもっと認知いただき活用してもらえるよう普及啓発の取り組みの必要性を感じています!

令和7年2月26日(水)14:30〜15:30  @奥出雲町役場 仁多庁舎(奥出雲町三成)
奥出雲町の5歳児健診の取り組みについて・こどもの育ちを支える作業療法士の紹介
参加者 錦織健次・引野里絵・小林央