(社)日本作業療法士協会は2020年度に特設委員会として「多発する多様な倫理問題の適切な処理と取り扱い組織等に関する検討委員会」を設置して倫理問題に対応する組織の整備を進めてきました。現在までに整備されている倫理関連情報はこちらに格納されていますので会員諸氏はぜひ一度確認ください。https://www.jaot.or.jp/ethics_committee/

作業療法士の有資格者はすでに10万人を越え、会員の倫理意識向上のために対応することの重要性がますます高まっています。倫理問題案件が生じた場合に協会と各都道府県士会が連携・協力することの他に、未然にそうした問題を起こさないための予防、初期対応体制の整備等、倫理全般に関する取り組みを協会と士会とが連携・協力して推し進めていく必要があります。この度倫理問題担当窓口見直しに関する意見交換会が開催され島根県からも参加をしてまいりました。

他の都道府県でも倫理問題案件が発生した際には協会と連携するなどして対応をされていますが、未然の予防策や関連する研修体制などは整備が十分でないようです。島根県作業療法士会においても、事案の大小に限らず倫理綱領や職業倫理指針を前提として職業人・国家資格専門職として、会員相互が律し合う、本件に関する取り組み(組織体制整備や研修会の開催など)を積極化したいと考えています。

令和7年3月1日(土)13:30〜15:40  @オンラインミーティング
(社)日本作業療法士協会「倫理問題担当窓口」見直しに関する意見交換会
参加者 小林央(士会倫理委員長)